一人暮らしの水道代はどれくらいなんだろう…と思う方は多いのではないのでしょうか。水光熱費は、生活する上で不可欠な費用ですが、一人暮らしを始めるまで想定がつかない費用の1つです。今回は、一人暮らしの費用の1つである水道光熱費の平均や、
一人暮らしの水光熱費は平均1ヶ月7265円だが、季節や地域により格差有り
一人暮らしを始めれば、家賃に加え、電気、ガス、水道といった生活に必要不可欠なエネルギーを自分で購入しなければなりません。また、総務省統計局の調査では、34歳以下の単身世帯の水光熱費の1ヶ月あたりの平均額は7265円となっています。なお、上記の1ヶ月7262円というのは、あくまで平均値であり、季節や地域によって大きな格差があります。
参考：総務省統計局「家計調査」
水光熱費は基本地方の方が不利
また、水光熱費は都心部よりも地方の方が高くつくことが多いです。同じ量を消費していても、何倍も値段が異なることがあります。地方には物価が安いというメリットがあることもありますが、基本料金は地方のほうが高くつくとも考えておきましょう。
地方の全てが高いというわけではありませんが、地域によって水光熱費が異なるということは、特に遠方に引越する際などには覚えておくといいでしょう。
一人暮らしの電気代の平均は3000円程度だが季節によって変動しやすい
上記にも用いた総務省のデータによると、一人暮らしの電気代の平均は3512円のようです。なお、電気代は冷暖房の可動により大きく金額が変動し、季節にって倍以上値段が変わる人もいます。
電気代は基本的に冬と夏が高い：一人暮らしの光熱費
電気代は基本的に、冬と夏が上昇しやすい傾向があります。冬は暖房のお金がかかるほか、日が短いため、照明をつける時間が長くなりやすぐ、最も電気代が嵩むと言われています。また、逆に夏は冷房が必要となる地域が多く、冬の次に電気代がかかると考えられています。
使用する家電やライフスタイルによって大きく異なる
なお、例えば「毎日湯船に浸かるのか、毎日シャワーなのか」「空調はどれくらいつけるのか」「洗濯物は外に干すのか、乾燥にかけるのか、浴室乾燥を使用するのか」など、一人ひとりの生活スタイルによって水光熱費は大きく変動します。あくまでここでご紹介する数字は、目安程度の元と考えておきましょう。
一人暮らしのガス代の平均は3000円程度か
ガス代は住んでいる物件が「都市ガス」と「プロパンガス」のどちらかによって大きく金額が異なります。プロパンガスの場合、都市ガスの3倍程度の料金となることもあるので注意が必要です。なお、2017年に都市ガスの小売全面自由化が始まり、消費者がガスを供給する会社や料金を選べるようになりました。
一人暮らしの水道代の相場は1ヶ月1500円程度
水道代金は管轄している水道局によって料金が異なりますが、おおよそ1515円程度と言われています。なお、水道代に関しては多くの地域が2ヶ月に1回の支払いとなっています。
地方でも水源がある地域では安いことも
水道代は特に地域格差が高く、安い地域と高い地域では10倍以上ことなるとも言われています。基本的に水道のメンテナンスなどは水道料金で賄われているため、人口が少ない地域ほど1人あたりの負担が増加し、高くなる傾向があります。下水道料金がかからない地域も流ほどです。
地方でも湖や川などの水源が近くにある地域の場合、水道料金が安い場合があります。逆に水源がない地域では、水源がある地域にお金を払い水を引いてくることから、地方でも水道料金に地域さが出やすいのです。
一人暮らしの水光熱費の節約は「無駄遣い」を減らすことから
電気、水道、ガスはともにどれがかけても生活に支障が出てしまします。そしてこの3つの費用においては、家賃や管理費と同様に固定費と考えたうえで、「無駄遣いを減らす」ことが一番の節約のポイントです。
- 使わない家電の待機電力を減らす
- 水を出しっぱなしにしない
- トイレの大小のレバーを使い分ける
といった基本的なことが、最終的に大きな金額につながります。また、「電気料金を見直す」「シャワーの設定温度を下げる」「エアコンのフィルターを定期的に清掃する」といった細かい節約術に関しては、また別の記事で解説していきます。
しかし、無駄使いを一定まで減らした場合、水光熱費の節約には限界があるということも同時に覚えておきましょう。
