一人暮らしをしていて郵便受けに「ガス設備定期保安点検」の案内が来て、驚いた人もいるのではないのでしょうか?訪問予定日などや予定変更の案内などもあり、受けなければならないのか考えた方もいると思います。今回は、ガス設備定期保安点検とはなんなのか、どのようなことをするのかを解説していきます。
ガス設備定期保安点検とは
ガス設備定期保安点検とは、ガスを安全に使うために行う定期点検のことです。郵送などで案内が来て、ガス関連設備の点検を事業者が行います。ガスメーターまわりやガス管に漏れはないか、ガス器具の燃え方に異常はないかなど、ガス設備による事故などを防ぐ点検であり、日付を確認して点検を受けるようにしましょう。
ガス設備定期保安点検は法律で定められている
ガス設備定期保安点検は、最低4年に1回行うように法律で定められています。ガス事業法の基準に基づき事業者に義務づけられており、必須のものとなります。なお、2年に1回などそれよりも高い頻度で点検を行う会社もあります。
ガス設備定期保安点検は無償
点検にはお金はかかりません。しかし、点検の結果破損などが見つかった場合などに有償となる場合や、給湯機の交換などを求められる場合もあります。
立ち合いは必須
ガス設備定期保安点検の際には、部屋の中も点検箇所に入るため、基本立ち合いが必須となります。なお、点検にかかる時間は、実際の点検や点検結果の説明、ガスの取扱などに関するパンフレットをもらう程度で、数十分程度です。
女性の一人暮らしで、不安などがある場合、友人に頼み一緒に立ち会ってもらったり、点検中にドアを開けておくなどをすると良いでしょう。
ガス設備定期保安点検は必ず事前に通達がある
なお、ガス設備定期保安点検がある際には、必ず事前に何かしらの案内があります。ガス会社によって、訪問日時をガス会社が指定して都合が悪ければ変更を依頼するケースや、最初からこちらが指定するケースもあります。
事前通達なしでいきなり家に点検に来ることはありません。悪質業者などの可能性もありますので注意しましょう。
ガス設備定期保安点検は受けよう
ガス設備定期保安点検は法律で定められている点検のため、無視を続けて安全の確認が取れないと判断された場合、ガスの供給が止まってしまう可能性もあります。さらに、ガス設備の破損などに気づかず、大きな事故の発生につながる可能性もあります。
ガス設備定期保安点検の案内が来た場合、しっかりと訪問の日時を決めて、点検をお願いするようにしましょう。