「管理人有り」の物件は、一人暮らしにおいては大きなメリットとなります。今回は、一人暮らしで管理人有りの物件に住むメリット・デメリットについて徹底解説していきます。
管理人ありの物件とは?
管理人ありの物件とは、その言葉通り、管理会社の従業員や大家さんが住み込むなどして管理している物件のことです。管理人は物件の共用部分の清掃や電気の交換といた維持管理、住民からの相談を受け付けているほか、セキュリティ面にも大きなメリットとなります。多くの場合、これらの業務を日々の指定された時間の中で行ってくれます。一部大規模なマンションの場合、24時間体制で管理している場合もあります。そのような場合「24時間有人管理」と表現されていることが多いです。
管理人が行ってくれること
物件によってことなりますが、管理にが行ってくれることのとして以下のような物が挙げられます。一戸建ての場合、全て自分で行わなければならないものですが、マンションなどの集合住宅の場合は「誰かがやらなければならない」作業などがたくさんあります。そういった内容を管理人が行ってくれます。
- エントランスなどの共用部分の清掃
- ゴミの搬出
- ゴミ捨て場の整理(そのため24時間ゴミだしOKの物件の多くが管理人があります)
- 点検などの立ち合い作業
- 電気といった備品の交換
- 受付業務
- 巡回
- 提示版の管理
物件の一室に大家さんが住んでいる場合も該当
なお、同じ物件の一部屋に大家さんが管理人として住んでいることもあり、この場合も管理人ありの物件に該当します。この場合、大家さんが昼は仕事にでていて、夜のみしか対応ができない場合があります。詳細は不動産屋さんに確認しましょう。
管理人有りの物件のメリット
それでは、管理人有りの物件にいるメリットをみていきましょう。
セキュリティが高い
管理人がいる物件の場合、基本的には管理人は管理人室か、敷地内にいることになります。管理人は住民などを把握していることも多いほか、長時間一目に触れることになりますので、不審者の発生や犯罪の抑制にもつながります。防犯カメラなどの管理や監視を行っている場合もあり、オートロックの物件などと同様セキュリティの向上につながります。
特に女性の一人暮らしの場合、あると安心できる条件の1つで、女性専用マンションの場合でも管理人がいることが多いです。
加えて、不要なチラシの軽減にもなることもあります。(常駐している以外の時間で投函されることが多いですが。。)
共用部分が清潔に保たれる
マンションのエントランスやエレベーター、廊下やゴミ置き場などの清掃を管理人が行ってくれることが多いです。共用部分にゴミやホコリが溜まることがないため、物件そのものが清潔に保ってもらえます。24時間ゴミ出し可の物件の場合、管理人有りとなっていることが多いです。
何かがあった時に相談できる
通常の物件であれば、物件に関してなんらかの問題が起きた際には、管理会社に問い合わせるしかありません。オートロックで締め出された、鍵を無くしてしまった、水漏れなど様々なトラブルが考えられます。しかし管理人が常駐している物件であれば、すぐに管理人に相談することができます。物件の何らかの不具合や、騒音といった住民通しのトラブルでも管理人がいることは心強いです。
管理人ありのデメリット
管理人が常駐している物件のデメリットに関しては、たまに管理人が煩わしいと思う人もいるようですが、「基本的にはない」です。しかし、様々な維持管理を行ってくれる人が常駐して働いているわけですので、総家賃は高くなる傾向があります。自身の収入などと相談して、条件を合わせるといいでしょう。
マンションの管理人がいる場合、引越しの挨拶をするのが無難
引っ越してきた際の挨拶に案しては、一人ぐらいの場合防犯上の都合からあえてしないという意見も多いです。しかし、管理人に関しての挨拶はすることをお勧めします。確かに管理人とは話す機会がほとんどなかったり、人によっては顔を合わせることすらほとんどないという方もいらっしゃいます。しかし管理人と信頼関係を気づいておくことで、なんらかのトラブルが生じた際に対応してもらいやすくなります。引越してきた際には、管理人には挨拶をすることをおすすめします。