実家暮らしで貯金がない…という社会人の方はいらっしゃいませんか?何かあったときや必要になった時に困る、一人暮らしをしたいけどできそうもないと思う方もいらっしゃるかと思います。今回は、実家暮らしの社会人で貯蓄ができないという方に向けて、見直すべき箇所や解決策についてご紹介していきます。
基本的に実家暮らしで貯蓄は可能
まず前提として「実家暮らしで貯金することは可能」であり、習慣化したほうがいいということです。自身以外の家族の収入がない場合などを除けば、貯蓄することは可能です。むしろ「社会人の実家暮らしで貯金できていないほうがまずい」と考えて問題ありません。
一人暮らしになれば実家暮らしより生活費は上昇
実家暮らしで社会人の方の多くが、多少の生活費を入れているとは思いますが、それが一人暮らしに必要な金額を超えるケースは非常に稀です。生活費を抑えることができる実家暮らしであれば、一人暮らしの人と比べてかなり貯蓄はしやすいと考えられます。
しかし実家暮らし社会人として働いていて一定以上の収入があっても貯蓄ができていない人もいれば、同じくらいの収入で貯蓄ができている人もいるのです。このことも「社会人の実家暮らしの人は甘い・価値観が合わない」という意見がある原因の1つなのかもしれません。
恋愛においてもさらに不利に
また、社会人の恋愛においては、「男性・女性ともに恋愛において実家暮らしは一人暮らしに対して不利」であることがわかっています。
外部リンク:マイナビニュース「実家暮らしの男性はモテない!? ひとり暮らしとどちらがモテるか聞いてみた」
外部リンク:マイナビニュース「女性はひとり暮らしと実家暮らし、どちらがモテると思う?」
さらに残念なこととして、実家暮らしの人がいい人の声の中に「堅実にお金を貯めていそう」という声があるのです。もちろん貯蓄事情などをいきなり話すことはないでしょう。しかし将来的に解決しなければならない問題であることは間違いないのです。
貯蓄ゼロの実家暮らし社会人がやるべき4つのこと
では、実家暮らしで貯蓄がない社会人が行うべきことを見ていきましょう。なお「全ての遊びを我慢する必要は一切ありません。若いうちの思い出は将来大きな財産になります。大きな金額を貯めるのではなく、少しずつでも貯蓄の習慣を作ることが大事なのです。
何にいくらを使っているのか把握する
実家暮らしで貯金ができていない方に見られるケースとして「今月何にいくら使ったのかを覚えていない」という方がいらっしゃいます。実家のご両親にある程度の収入がある場合、「お金がなくて生活に困る」ということはあまりないと言えます。「今月あと〇〇円で生きていかなければならない….」ということにもなりません。自由に使えるお金が多いために、計画もなく使用してしまうこともあるのです。いまは良くても、将来的にはそのままでいることはできません。
時間がかかる家計簿を作る必要はありません。簡単なことでも続けることが重要です。
まずは「自分がお金を使った際に家計簿アプリに入力する」だけでも意識は大きく変わるはずです。近年のアプリでは、金額や用途を打ち込むだけで、月当たり何にいくら使っているかなどを可視化することができます。「自分はこんなに無駄遣いをしていたのか…」と驚愕する人も多いかもしれません。
簡単な計画を作る
貯蓄をする時に「お金が余った金額を貯めていこう」という考えには注意しましょう。「とにかく節約して余った金額を全額貯蓄!」と気合を入れる方もいらっしゃいますが、これがあまりうまくいくことがありません。「逆にあといくら使っていいかわからない」ことから、かえって続けることが難しいのです。
それではどうするのかというと「毎月いくら貯金する」と決めることがおすすめです。給料日などにその金額を別の口座に移してしまうのです。「いつまでにいくら貯金する」というような目標・計画を立て、毎月の貯金額を決めるのがセオリーです。定期預金や財形貯蓄などを使用して「強制的に貯金できる状態を作る」のも非常に有効な方法と言えるでしょう。
お金・金融の勉強を行う
ただ貯蓄をするだけではなく、「年金」「税金」「ideco」「ふるさと納税」「FP」といったお金の勉強をするのも非常に有効です。日本の義務教育や高校、大学ではあまりこういった内容は不十分かもしれません。しかし知っておくべきことはたくさんあるのです。FP3級を取得するのもおすすめです。基礎的な考え方を理解することができます。
また、こういったお金の勉強を開始していくと「日本円だけで貯蓄することも1つのリスク」であることもわかります。
投資を始める
貯蓄と同様に、投資・資産運用を始めるというのも有効です。
投資というと「危険」「お金がないとできない」という声を聞くこともありますが、そういうものばかりではありません。月々いくらずつ貯めるというような投資信託など、様々な種類があります。一人暮らしに比べてお金に余裕があるときに、こういった将来のための投資を行うのは非常に有効と言えます。
もちろん信用取引や、変動幅の大きい仮想通貨などのリスクの高いものから始めるのはおすすめできません。FXや先物取引といった差金決済も向いていません。
しかし近年ではポイントなどから開始できるものもあり、比較的リスクが少なく開始できるものもあります。無料で利用できるほか、社会人であれば様々な取引も行えますので、まずは証券口座の解説から始めるといいでしょう。
思い切って一人暮らしを決意するのも手
なお、実家暮らしの社会人の方が貯金がゼロの状態でも、「思い切って一人暮らしを決断する」というのも大きな荒療治かもしれませんが有効です。
「実家暮らしの社会人は甘い考えの人が多い」という声があるのも事実です。頭の中では、自分が甘いと思うと考えている人もまたいらっしゃるかと思います。ただでさえ実家暮らしは「恋愛においても不利」に働くケースが多いです。「自分を変えたい」と思う方は思い切って一人暮らしを開始してしまうのも一つの手です。
しかし一人暮らしには一定以上のお金が必要です。敷金や礼金といった初期費用、家具や家電なども買い揃えなければなりません。
そのため、
という方法が考えられ「貯蓄をする」という目的だけで考えるといずれにせよ実家暮らしよりも不利です。しかし「自分自身を変える」という面においては有効です。
一人暮らしを始めてから自分の甘さがわかった、人間的に成長できたという声も多いです。