一人暮らしの家探しのときに「毎日の通勤時間」がどれくらいかかるのかは、重要な要素の1つです。今回は、都内近辺に住む一人暮らしの社会人が、毎日の通勤時間をどれくらいかけているのか、理想はどれくらいがいいのか、他に駅を決める上でどのようなことに気をつけたほうがいいのかをわかりやすく解説していきます。
賃貸一人暮らしの平均通勤時間は47分
不動産情報サービス「アットホーム株式会社」の調査によると、電車で都内に通勤している人の平均通勤時間は47分であることがわかりました。平均のため大きく個人差はあるものの、平日毎日通勤している場合、1週間に8時間ほど通勤に時間を使っていることになります。
引用・出典:アットホーム株式会社「都内勤務20~30代賃貸一人暮らし会社員の「電車通勤実態」調査」
なお、ここでの通勤時間は「家を出てから会社につくまで」の時間です。駅から徒歩の時間や、電車に乗っている時間は人によって大きくばらつきがあると言えます。また、家から徒歩の距離の詳しい内容はこちらをご覧ください。
理想の通勤時間は30分以内
そして、同じアンケートにおいて、「通勤時間の理想」は29分という結果が出てきています。すなわち、多くの人が理想の通勤時間と、実際の通勤時間に大きくずれが出ているのです。加えて、通勤時間短縮のために引越しをしたいという人が68.2%と、半分以上の人がもと短くしたいと回答しています。
出勤時の電車の居心地は、座れるかどうがで大きく変動する
同アンケートにおける「出勤時の電車の居心地」は、基本的には47.7点でしたが、座れることが多い人は64.0であることがわかりました。しかし都内に出勤するので座って通勤するためには、通勤時間は伸びるものの遠くの駅を選んだり、「始発駅」に住むなどが考えられます。座って快適に出勤したいという方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
乗り換えがない駅を選択する人が多い
「賃貸で一人暮らしをしている20〜30代の会社員で通勤時に乗り換えがある人は全体の約39.6%」という結果が出ています。すなわち60%以上の一人暮らしの人は「会社の最寄駅から1本でいける範囲」から物件を選んでいるのです。初めて一人暮らしをする人でも、基本的には乗り換えがない駅から絞り込んでいいといえます。詳しくはこちらをご覧ください。
一人暮らしをする駅は早い段階で絞りこもう
ここまで、一人暮らしの平均的な通勤時間についてみてきました。一人暮らしの平均通勤時間は47分ですが、多くの人がさらに短くしたいと考えているようです。また、一人暮らしの物件探しの際に、「まず駅を絞り込む」のは、おすすめの方法の1つです。通勤時間のほかにも他にも駅を絞りこむ方法に関しては、こちらをご覧ください。
初めての一人暮らしですと、いろいろな条件がありすぎて優先順位がうまくつけれられず途中で何がいいのかわからなくなったり、いざ住んでみてから後悔したりしてしまうことが多いです。ぜひ初めての一人暮らしの際には、しっかりと条件を整理して家探しをするようにしましょう。